「問題なし」を信じますか?2011/03/22 07:45

 食べ物や水、空気、海、すでに身の回りのあらゆるものから放射能が検出され始めています。テレビや大新聞のほとんどは、なんだかんだ言っても結局最後は、だけど「問題ない」「心配ない」と言っています。ちょっぴり「科学的に」レントゲン写真と比べたりするので、へたすると「なーんだ、そんなものか」と思ってしまいます。こういう連日の報道に慣れてくることが本当に怖い。私は、ニュースを見るたびにテレビに向かって叫んでいます。「だったらあなたがその野菜や牛乳を引き取って毎日食べてください!」って、実際はもう少し汚い言葉ですけどね。今、NHKでアサイチをやっていますが、妊婦に対しても「心配ない」と答える「専門家」が登場しています。そういう話を聞くたびに違う違うって叫びたくなります。
 放射能の全てのデータを公開し、そのリスク(こわさ)をきちんと伝えるこそが、まっ先に国がやることでしょう。「影響なし」と言う枝野長官!あなたは後で責任を取れるのですか?
 日本という国は本当に国民をバカにしています。「オレを信じろ」「だまってついてこい」というスタイル。人々は大事な判断を他人に任せてしまう。今の事態(できごと)は自分を含めて日本人って何かという点でも深く考えさせられます。

「許容量」というトリック2011/03/22 09:26

「許容量(きょようりょう)」というのは、文字通り読めばここまでは「許し受け入れます」という量のことです。ちなみに広辞苑で調べると「放射線・有害物質などの危険度が、それを使用する利益と比較して我慢できる、あるいは許容しうる程度とされる量。したがって、常時使用する職業人と一般人とでは基準を異にし、また時代や社会状況によって変わる」となっています。うーん!たまには辞書を引くべきだと思いました。どこにも「安全かどうか」とは書かれていませんね。許容量以下なら「安全」と勘違いしていませんか、広辞苑にさえ「我慢(がまん)」と書いてあります。例えばレントゲン写真だって害があります。だから妊婦や子どもには制限があるし、できる限り受けないようにしています。ただし、それによって病気を見つけたり診断するという利益(メリット)と放射線の害(リスク)をはかりにかけて「しかたなく」「がまんして」「許している」のです。しかも最終的には自分の判断でそうすることができます。
 はっきり言いますが、「許容量」以下でも放射線には害があります。(「放射能に安全値は存在しない・・・恐怖の宝くじ」を見てください)「許容量」とはあくまでも「利益」と「害」を比較してどうすべきか判断するための基準に過ぎないのです。
 今こんな状況に置かれている私たちは少しずつ被曝量が増えています。宝くじはめったに当たらないけど、1枚より2枚、2枚より3枚・・・そんなふうに持ち数が増えると、いつか当たりそうな気が・・・。恐怖の当たりくじはひきたくありません。
 次は、できる限り被曝を避ける方法を考えてみたいと思います。

放射能拡散予測 3/222011/03/22 13:37

放射能拡散予測3/22
 NILU(ノルウェイ大気研究所)が作った放射能拡散予測図の今日3/22午後3時の予測図がこれです。あくまでもシミュレーションですが参考になります。本当に恐ろしいことです。
 日本政府はもっと詳しい正確な予測図を持っているはずです。少なくとも一番たくさんのデータを持っているのですから。隠してないで早く国民に見せて!
NILU(ノルウェイ大気研究所)
ZAMG(オーストリア気象局)