かき菜の美味しい季節ですが(日記)2011/03/22 21:19

かき菜
 「かき菜」という野菜を知っていますか?足利や佐野あたりでは昔から愛されている郷土野菜。伸びてきた茎葉を「折っかき」ながら摘むので「かき菜」って言うんだよと、おばあちゃんから聞いて聞いていました。今が旬です。我が家も大好きで、この時期たくさん摘んでは茹でておき、毎日毎日たくさん食べています。
 恐れながら予想していたことが起こりました。3/20「栃木県のカキナから放射能」というニュース。国は3/21カキナの出荷停止を指示。悔しい!少なくとも今年のかき菜は我慢です。はっきり言って他の野菜だってすべて影響受けているはずです。夕方地元のスーパーに買い物に行きました。どうなってるかなと思ったら、全くいつもと同じでした。かき菜もほうれん草もいつもの栃木群馬産。たぶん国の指示前に入荷した分だと思います。”特売”と書かれていましたが山積み状態でやはり売れ行きは悪いようです。生産者には悪いと思いましたが、私は買いませんでした。そのうち停電が始まり店が薄暗くなり早々に引き上げました。本当にエライ時代になったものです。
 家の隣の畑ではかき菜がすくすく育っています。この辺の農家は皆作っています。いつも隣のおばあちゃんが「かき菜つんだよ〜」って持ってきてくれます。今度、おばあちゃんがかき菜持ってきてくれたらどうしようか悩みます。放射能が怖いのでいりませんなんて言えないよ〜。ほんとにどうしようかと思います。
 我が家では子どもが生まれる前から食べ物に関心を持ってできる限り無添加無農薬の食べ物を選んできました。無農薬の有機野菜は本当に美味しいです。今回の危機はそんな野菜も無差別に汚染しています。放射能のついた野菜を食べたからって「直ちに健康に影響はない」といいますが、裏返せば「将来影響があるかもしれない」ということを忘れてはなりません。余分な放射能はゼロがベスト、少なければ少ないほどベターです。というか、ヨウ素131やセシウム137など本来ゼロなんですから。選べるなら常にベターな方を選びます。
 消費者には食べないという選択があります(今のところですが)。生産者には本当に大打撃だと思います。まずは最低でも国と東電が保障すると約束しなければいけないと思います。「食べても大丈夫」とか「風評被害」というのは問題の核心から目をそらすものです。
 今日もまた改めて広瀬隆さんの話を聞き直しました。まだ聞いてない人にはぜひ聞いてほしいです。>> ニュースの深層1ニュースの深層2ニュースの深層3

 それにしても、かき菜食べたい!!!