原発がなくても電力は足りる!(本の紹介)2011/09/05 20:14

原発がなくても電力は足りる!
 この夏、あれだけ「電力危機」が騒がれましたが、実際には停電もなく夏を乗り切ることができました。秋になって、定期点検で次々停止する原発、来春には日本のすべての原発が止まるということが、夢でなく現実味を帯びてきています。その現実を前にして怖じ気づいている人がたくさんいます。本当に電気は大丈夫なんだろうか。国や電力会社そしてマスコミは再び「電力危機」を叫んで人々の不安を煽っています。その不安心理につけ込む形で「原発再稼働」の話が出てくるのは目に見えています。
 今回は本の紹介です。この本はそんな不安を感じる人たちに、ずばり答える内容になっています。9/3発行の最新刊なので、この夏の電力問題も分析されています。たった500円の薄いブックレットで、とても読みやすい本でした。「でも、電気が・・・」と思ったら、ぜひ読んでみて下さい。おすすめです。

「原発がなくても電力は足りる!」
  監修:飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
     古賀茂明(経産省現役官僚)
     大島堅一(立命館大学教授)
       宝島社、500円
◎検証!電力不足キャンペーン5つのウソ
  節電要請&電力使用制限のウソ
  原発がないと電気料金がつく1000円上がるのウソ
  自然エネルギーは高いのウソ
  原発は最も安い発電方式のウソ
  原発ゼロで企業が海外逃亡するのウソ
・電力会社の独占が終われば電気料金は下がる
・原発に依存し続けると日本のエネルギー需給はむしろ危機に瀕する

Amazonでも買えます。

コメント

_ どんぐりおばさん ― 2011/09/06 09:09

良い本の紹介ありがとうございます。
さっそくamazonで注文しました。送料もかからないんですねぇ。

_ ひまわりおばさん ― 2011/09/08 19:17

原発の問題点を鋭く分析し、私達にわかりやすく説明してくださる飯田先生の本を私も購入します。それにしても、許せないのは、菅前首相を悪者にした官僚、メディア、経済界、政治家たち。私達おばさんはなぜ菅首相が悪いのかわからない、という声ばかり。菅さんだからこそ脱原発を唱えられたのだと思うのですが・・・。国民はメディアに騙されませんよ!

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