原発ゼロでも電気は足りる・・・実証!2012/08/26 13:08

関電の電力需給状況
 「猛暑の夏」が終わろうとしています。そして「電力不足」などまったく起こりませんでした。そうです「原発ゼロでも電気は足りる」ということを実証した夏でした。
 上のグラフは8/15 東京新聞に載ったものです。今夏は8/3に最大需要2681万kWを記録しましたが、その時の供給力は3095万kWあり、差し引き414kWの余力で、原発2基236万kWをゼロにしてもまだ余力を残していることが分かります。
 政府や関電は「2010年並みの猛暑になれば電力が大幅に不足する」と言ってきました。ところが2010年猛暑と今夏の気温はほぼ同じなのに全く電力不足は起こりませんでした。政府の予想に反して節電・省エネが普通のことになっていました。もはや電力の大量消費時代は終わっているのです。
 夏前に「このままでは電力が不足する」と言った電力会社や国、「電力危機は命の危機」と恫喝した野田首相、「電力不足を回避するため」と大飯再稼働を認めた橋下大阪市長や関西広域連合の首長たち、そして声高に電力危機を煽った一部マスコミ・・・彼らは今どうしているのでしょう。またも「想定外」のできごとなのでしょうか。改めてこの夏の検証が必要だと思います。