野田首相「事故収束宣言」!?!?!2011/12/17 08:04

野田首相「事故収束」宣言
 「発電所の事故自体は収束した」と、野田首相は確かに言いました。「じ・こ・し・ゅ・う・そ・く・!!!」私は自分の耳を疑いました。日本語の意味が分からなくなります。「冷温停止状態」達成を宣言するとは聞いていましたが、まさか「事故収束」まで宣言するとは。もう、あきれ果てて言う言葉がみつかりません。事故が収束しているなら「冷温停止状態」の原子炉の前で記者会見を開くべきです。冷温停止なら安全なのですから。もう大丈夫だとその原子炉を国民に見せながら宣言すべきです。原子炉の前に人が立てずして事故の収束はありません。汚染された広大な地域を元の状態に戻して初めて事故の完全収束です。「影響が残っている」ではなくて、「これから影響が出てくる」でしょう。何を血迷って、事故の最中に、というか被害は始まったばかりなのに、「収束」と言えるのか。
 野田首相の面の皮の厚さは相当なものです。まっ黒なものでもまっ白と平気で言える能力が政治家の能力なら、まさに真の政治家です。この会見を見ていると、何か現実離れした「舞台劇」か何かの「パロディ」じゃないかと、私は何度も思いました。5ヶ月前に菅首相が「脱原発」宣言をした時の記者会見を思い出して、総理大臣の交代は何だったのかを考えます。菅総理は政治の素人と言われていました。プロの「政治家」野田佳彦に国を任せて良いのでしょうか。

野田内閣総理大臣記者会見(官邸ホームページ)30分
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201112/16kaiken.html