原発「減らす・なくす」6割超えた・・・世論調査2011/06/05 07:38

原発世論の変化
 ついに脱原発を選ぶ人たちが6割を超えました。これは日本では画期的なことです。今朝(6/5)の読売新聞に世論調査の結果が載っていました。それによると、「今後、原子力発電をどうしたら良いか」という問に対して、「すべてなくす」16%、「減らすべき」45%、「現状維持」32%、「ふやす」2%という結果でした。「なくす+減らす」で61%、大マスコミや政府が行なった原発に関する世論調査では、おそらく初めてのことだと思います。私はこれまでずっと少数派の、それもごく一握りの中に入っていました。同じような考え方を持つ人たちがこれほど増えて、自分が多数派の中にいることは感慨深いものがあります。
 いつまでたっても何の進展もない原発事故に人々は苛立っています。政府や東電に対する不信は深まるばかり。先の見えない不安感、どうしようもない閉塞感。もういい加減にしてくれ!というのが人々の正直な気持ちでしょう。こんな不安やリスクを抱えながら、そこまでして原発をやっていく必要があるのかと、漠然と感じている人が多いのです。
 あとは、この人々の声を政治に反映させることです。結局ヨーロッパで起きている脱原発の大きなうねりは国民の声に推されたものです。ドイツ、イタリア、スイスなどなど。日本にもこうした動きを作っていかなければなりません。

 6.11(3ヶ月の節目)には全国でデモや集会など様々な動きが予定されています。まずは、私たちの声や気持ちを形に表すため、こういった動きに参加するのはいかがでしょう。もし、日本でも10万人が都心を埋め尽くせば、世の中は一気に変わるかも知れません。

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