柏崎刈羽原発について・・・私たちは当事者です!2011/06/20 00:05

 私たち関東人は「部外者」ではありません。福島原発は関東のために発電し、電気を送っていました。そして、今なお新潟県の柏崎刈羽原発が運転を続け、電気を関東に送っています。現在の出力は490万キロワット。これは、現在の供給力のおよそ1割程です。
 柏崎では2007年の中越沖地震以来、2、3、4号機が停止中、現在1、5,6、7号機が運転中です。3.11大事故を起こしてもなお東電は運転を止めていません。自分がもしも柏崎周辺の住民の立場だったら、福島の状況を見るにつけ大きな不安を抱かずにはいられないでしょう。住民に不安を与えながらも今なお運転を続行しているのは電力確保のため、つまり私たち関東の電気のためということを忘れてはなりません。
 現在運転中の原子炉のうち、1、7号機は、8月から定期点検に入ります。さらに、6号機は来年2月、5号機が来年3月までには定期点検に入ります。通常、定期点検は2ヶ月程度はかかります。しかし、今回の点検は通常通りではとても済みません。福島原発事故を踏まえて徹底的な安全対策を取る必要があります。そして、ダメなら再稼働しないのが当然です。
 その場合も、福島原発事故の収束、徹底的な事故の検証が前提となります。普通に考えれば、再稼働できる状況にはありません。
 おそらく、来年3月までには,東電の原発がすべて止まることになります。常識的に考えれば、その後も運転再開は困難でしょう。だとすれば、今急がなければいけないことは原発依存からのエネルギーシフトです。

 新潟県の泉田知事は再稼働要請についてに 「論評に値しない」と正式にコメントしています。
よその県の出来事と思うなかれ。柏崎刈羽原発は私たち自身の問題です。私たちも当事者の一人として泉田知事に思いを伝えましょう。知事へのメールはこちらへ。 知事へのたより