生徒の質問(日記)2011/06/21 07:09

 今日は学校の話をちょっと。
 昼休み女の子たちが理科室にやってきました。
「ちょっと授業以外の質問なんですけど・・・」
 あらま、何かな
「あの〜、放射能のことなんですけど〜」
 きたーっ!
「洗濯物とか外に干しても大丈夫ですか?」
 う〜ん、みんな心配しているんだ。
 <<今は大丈夫だよ。そこまで心配しなくても。>>
 ここで止まらない所が教員の悪い癖です。
 <<でもね、これからは食べ物とか気をつけないとね。>>
 <<外から受ける放射線より、体内被曝のほうが怖いから。>>
「あっ、お茶とか?、なんか言ってるよね。テレビ!」
 すかさず、『放射能汚染茶』缶詰の実物を見せました。
「えーっ、何これっ!いくらで売ってるの?」
 <<これはね、みんなが生まれる前、25年も前の・・・>>と、つい調子に乗って長々説明してしまいました。
「チェルなんとかって聞いたことある!お茶飲んでも大丈夫?」
 <<みんなは若いんだから、少しでも放射能が入っていれば止めた方が良いね。基準値なんて信じちゃいけないよ。>>
 ハッキリ言ってしまいました。こんな若い子たちの体に原発から出た放射能がどんな微量でも入ってほしくないから。

 私は、今年度の最初の生物の授業で放射能の話をしました。だいぶ興奮気味だったようで、私はよく憶えていないのですが、生徒の方は印象に残っていたようです。「今まで何も分からなかったけど、先生の話を聞いてやっと分かりました。誰も教えてくれないし・・・ホントにありがとう!」って言われた時は、正直、うれしかった。
 放射能が一番影響を与えるのは、何の罪もない何も知らない子どもたちです。大人が作った原発が事故を起こして、子どもを犠牲にする理不尽が本当に許せません。私は、これからも「命を守る」「子どもたちを守る」という単純な動機で動こうと思います。

オマケ
「えーっ、先生ブログやってるの!見たい!」
「えっ、ミクシイやってるの!」
 こういうことが生徒たちにはとてもウケるのです。さっそくケータイを開いてました。頑張って書こう!