はじめに ― 2011/03/20 08:31
大震災で被災された方たち
愛する者を失った方たちに
心より哀悼の意を表します。
愛する者を失った方たちに
心より哀悼の意を表します。
自己紹介 ― 2011/03/20 09:30

1956年生まれ。栃木県在住。現在、高校の理科の教員をしています。専門は生物学。3人の娘を持つ父親でもあります。
1986年4月、喜びと感動に包まれて長女が誕生しました。その直後に、あのチェルノブイリ原発事故が起こり、日本にも放射能がやってきました。そのとき私は言いようのない怒りに胸が震えました。なぜこの生まれたばかりの幼い命が穢されなければならないのかということにです。そして原子力発電に命を預けるような生き方を変えていかなければならないと思いました。その当時、原子力資料情報室の高木仁三郎さん主催の反原発出前のお店に参加し、反原発出前講師となって活動していました。
あれから25年、恐れていたことが現実になってしまいそうです。テレビや新聞では専門家と言われる人達がコメントしていますが、その専門家を含め全ての人々にとって体験したことのない出来事に直面しているのですから、私たちも自分で考え判断することが必要だと思います。そこで危機感を持つ人達の間で何か情報交換の場が出来ればとこのブログを開設いたします。
ブログ発信人:小沢孝雄(Takao Ozawa)
スクリーンネーム:トム・ティット・トット
1986年4月、喜びと感動に包まれて長女が誕生しました。その直後に、あのチェルノブイリ原発事故が起こり、日本にも放射能がやってきました。そのとき私は言いようのない怒りに胸が震えました。なぜこの生まれたばかりの幼い命が穢されなければならないのかということにです。そして原子力発電に命を預けるような生き方を変えていかなければならないと思いました。その当時、原子力資料情報室の高木仁三郎さん主催の反原発出前のお店に参加し、反原発出前講師となって活動していました。
あれから25年、恐れていたことが現実になってしまいそうです。テレビや新聞では専門家と言われる人達がコメントしていますが、その専門家を含め全ての人々にとって体験したことのない出来事に直面しているのですから、私たちも自分で考え判断することが必要だと思います。そこで危機感を持つ人達の間で何か情報交換の場が出来ればとこのブログを開設いたします。
ブログ発信人:小沢孝雄(Takao Ozawa)
スクリーンネーム:トム・ティット・トット
食品から放射能 ― 2011/03/20 09:51
ついに食品から放射能が検出されました。
「福島県が実施したサンプル調査では16日~18日に福島県川俣町で採取された原乳から1キロあたり932~1510ベクレルの規制値を超えたヨウ素が検出された。川俣町は福島第1原発から約40キロ離れている。茨城県で実施されたサンプル調査では、同県高萩市や日立市など6市町村から1キロあたり15020~6100ベクレルのヨウ素、同524ベクレルのセシウムなどいずれも規制値を超える数値が検出された。検出された6市町村は原発から84キロ~122キロの距離。」
原乳1キログラムあたり最大1510ベクレル、野菜では何と1万5千ベクレルというのとんでもない量のヨウ素131が検出されたのです。牛乳の暫定基準は300ベクレル。枝野長官の発表とNHKの解説を聞いて唖然としました。1年間食べ続けてCTスキャン1回分というペテン。ヨウ素は小さな甲状腺に濃縮されます。特に幼児の場合1000ベクレルあたり420ミリレムの被爆が甲状腺に集中します。これだけで胸のX線2回分になります。また、CTスキャンは体の広い範囲を通り抜けていきますが、ヨウ素131は小さな甲状腺の中に集まり局所的に放射線を出し続けます。チェルノブイリの後で半径300km圏内の子どもの甲状腺がんの発生率が3000倍になったということを知っているのでしょうか。そもそも暫定基準自体「安全値」ではありません。基準値を厳しくしていくと食べるものが無くなってしまうのです。いわば「がまん値」なのです。チェルノブイリのとき1kgあたり370ベクレルを超えた輸入食品は輸入禁止だったのを思い出してください。すでに国内でそれを大きく超える食品が見つかったということを。体内被曝は体内に取込まれた放射性物質が体内で出す放射線によって起こる被曝です。ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムやセシウムは骨や肝臓,筋肉に選択的に取込まれるため、局所的に細胞や組織が被爆します。特に子どもでは影響が大きいです。政府やマスコミ報道ではすぐにX線写真などと比較されますが、全然違います。
これからあちこちで放射能が検出されてくるでしょう。そして政府はかなりのレベルまで「健康には問題なし」と言い続けるでしょう。目の前のパニックを恐れて将来の悲劇を生まないために真実を伝えるべきです。
「福島県が実施したサンプル調査では16日~18日に福島県川俣町で採取された原乳から1キロあたり932~1510ベクレルの規制値を超えたヨウ素が検出された。川俣町は福島第1原発から約40キロ離れている。茨城県で実施されたサンプル調査では、同県高萩市や日立市など6市町村から1キロあたり15020~6100ベクレルのヨウ素、同524ベクレルのセシウムなどいずれも規制値を超える数値が検出された。検出された6市町村は原発から84キロ~122キロの距離。」
原乳1キログラムあたり最大1510ベクレル、野菜では何と1万5千ベクレルというのとんでもない量のヨウ素131が検出されたのです。牛乳の暫定基準は300ベクレル。枝野長官の発表とNHKの解説を聞いて唖然としました。1年間食べ続けてCTスキャン1回分というペテン。ヨウ素は小さな甲状腺に濃縮されます。特に幼児の場合1000ベクレルあたり420ミリレムの被爆が甲状腺に集中します。これだけで胸のX線2回分になります。また、CTスキャンは体の広い範囲を通り抜けていきますが、ヨウ素131は小さな甲状腺の中に集まり局所的に放射線を出し続けます。チェルノブイリの後で半径300km圏内の子どもの甲状腺がんの発生率が3000倍になったということを知っているのでしょうか。そもそも暫定基準自体「安全値」ではありません。基準値を厳しくしていくと食べるものが無くなってしまうのです。いわば「がまん値」なのです。チェルノブイリのとき1kgあたり370ベクレルを超えた輸入食品は輸入禁止だったのを思い出してください。すでに国内でそれを大きく超える食品が見つかったということを。体内被曝は体内に取込まれた放射性物質が体内で出す放射線によって起こる被曝です。ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムやセシウムは骨や肝臓,筋肉に選択的に取込まれるため、局所的に細胞や組織が被爆します。特に子どもでは影響が大きいです。政府やマスコミ報道ではすぐにX線写真などと比較されますが、全然違います。
これからあちこちで放射能が検出されてくるでしょう。そして政府はかなりのレベルまで「健康には問題なし」と言い続けるでしょう。目の前のパニックを恐れて将来の悲劇を生まないために真実を伝えるべきです。
難しい用語の説明について ― 2011/03/20 10:26
原発や放射能に関してはとにかく難しい言葉だらけでとても分かりにくいと思います。それがまた専門家まかせになる原因でもあります。私自身が専門家ではありませんので、素人の立場から分かり易い言葉で自分でも分かるように説明するつもりです。もし間違っていたらご指摘下さい。
ベクレル ― 2011/03/20 10:48
ベクレル(Bq)
放射能の量を表す単位です。ヨウ素131のような不安定な原子核は少しずつ壊れてしだいに安定な別の原子核に変わります。そして原子核が壊れるたびに放射線を出します。ベクレルというのは1秒あたり何個の原子が壊れるかという量を表します。だから、300ベクレルといえば、毎秒300個の原子核が壊れてその度に放射線を出すということです。
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