「裸のフクシマ」原発30km圏内で暮らす〜たくきよしみつ(本の紹介)2011/11/20 22:25

「裸のフクシマ」たくきよしみつ
 今回紹介する本は、3.11以後数々出版された原発関連本の中でも異色の存在です。それは3.11以後の福島を内側から書いた数少ない本だからです。著者のたくきよしみつ氏は福島第一原発から25kmの川内村に今も暮らし続けています。この本には、マスコミがまったく報じない3.11以後に地元で始まった悲喜劇が克明に描かれています。そこに暮らす人間の視点から描かれた福島は、外部の高みから論じられる福島とは一線を画しています。私はこの本を読んで、自分が勝手に作っていた福島像があったことに気づかされました。
この本、まさに今読んでほしいお薦めの本です。

裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす(2011/10/15発売 講談社 単行本)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実とメディアが語ろうとしない本音の提言が満載。
第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

もっと詳しい目次とまえがきが収録された 「立ち読み版」がありますのでご覧ください。

コメント

_ トマス・トランブレ ― 2011/12/12 16:38

Yoshimitsu,
I look forward to reading your book about Fukushima.

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