【詳細版】放射能汚染マップを見る〜あなたの町は?2011/10/27 20:23

つなぎ合わせた放射能汚染地図
 地図上に「染み」のように広がる放射能汚染。私の住む足利周辺もズームアップしてみると茶色の濃くなった「染み」が点々と付いています。今回発表された文科省の詳細版汚染地図を使うと自分の町内レベルでの汚染状況まで分かります。空からセシウムがどのように降ってきたかということを大づかみすることができます。というか、分かってしまいます。怖いデータですが、まずは事実を知ることが重要です。ただし、家のまわりのホットスポットなどは分かりません。
 空間線量率、セシウム134、セシウム137、セシウム134+137の沈着量がそれぞれ地図になっています。一番重要なのは、セシウム134+137合計の地表への沈着量データです。それは地表面1平方メートル当たり何ベクレルのセシウムが存在するかを示しています。現在出ている空間線量は地表汚染が大きく影響しています。農産物への影響も大地の汚染が元になっています。ホットスポットや除染の問題もすべて地表汚染が原因です。
 私の住む足利市や東京都心の大部分などは一番低い色分けの薄茶色ですが、安心してはいけません。地色になっている薄茶色だって、1万ベクレル以下という線引きですから、3.11以前のきれいな大地ではありません。3.11以前のセシウム降下物量(1平米当たり)は年間累積でも1ベクレルに満たなかったのですから。もはや、東日本全体が汚染されてしまいました。
 私は、PDF版をA3でプリントアウトして張り合わせてみました(写真)。まだ途中ですが全部つなげると4畳半くらいになりそうです。大きくして全体を一度に見ると、東日本の大地を流れていった放射能がはっきりと浮かび上がってきます。この色の染み下には緑の大地と人々の暮らしがあるのです。きれいな日本を返せ!

文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト
http://ramap.jaea.go.jp/map/

コメント

_ はに丸 ― 2011/10/28 00:42

悲惨な状況でありますが、それでも絶望に押し流されること無く、
踏ん張っていきましょう。
数十年がかりでも、乗り切っていきましょう。

さいきん浜岡原発周辺の自治体が、
「廃炉」の要望や「脱原発」の表明を始めているようです。
http://www.stop-hamaoka.com/

首都圏壊滅の危機はあいかわらず。
日本の未来を考えるなら、廃炉に舵を取るべきだと思います。

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