原発危機を考える

こんにちは。

何故に浜岡原発だけなのか全く理解できませんね。
東日本大震災の余震による津波の懸念もされており、また、宮城県沖地震も懸念されている。
ならば東北電力女川原子力発電所も完全停止させないとならないでしょう。
点検中で停止していたとしても、運転再開を見合わせる要請を何故行わない。
東日本大震災の大津波で大きな被害は無かったにしろ被災しています。
それに再び津波に襲われたらと思うと、どう考えても浜岡原発だけというのは理解できません。
一つ言えることは。
福島第一原子力発電所の問題で、政府の曖昧さによる人災隠しという事だけですね。
中部電力が屈した事で、権力に固執するクズ菅は益々権力に固執する事でしょう。

会社に、愛媛出身でしかも建築学科出身の若いやつがいたので、考えるきっかけになってくれればとあえて質問してみました。さすがに若いこともあり、何となく他人事の感じもしますが中身を転載します。
一応彼も調べてみて驚いてはいました。

丸印の数字が質問です。

------------------------------------------------------------------------------

①運転開始から３０年になる１・２号機の老朽化

運転からは結構年月経っているらしいです。 （彼が生まれる前からある）
原発勤めりゃ安泰といって、昔からそこそこ知恵のある人は
原発勤め多いんですよ。僕の親父世代の就職時からありましたからね。


② １・２号機は設計時に地震・津波を考慮していない

設計基準は甘いはずです。
特殊大型建造物の設計の際は、建築基準法の範囲内の技術に加えて特殊な技術
が入るので、専門ではありませんが、
３０年前の建築規準法だとかなり耐震強度は弱いはず。
特にセメントの硬化に対する許容値が甘いのではないかなと・・・。
セメントの流し込み〜硬化〜維持に対する意識は低いはずです。


③ １・２号機格納容器の耐圧設計が甘い

専門外ですが、技術的には最新原発と同じはずがない。


④ 近くに「中央構造線」という巨大活断層がある

伊方原子力発電所の真下には中央構造線が走っています。
「近く」ではなく、むしろ「真下」です。


⑤ 南海地震・大津波の危険が迫っている

それは言われています。高知県の太平洋側で地震が起きるという予想です。
もう今日起きても不思議じゃないぐらいの地震です。

地震が太平洋と瀬戸内海の交差点近くで起こった場合、
伊方の突き出した岬近辺が、高知県と合わせてちょうど入り江のように
なります。
そのため、津波の急激な潮位上昇などは考えられそうです。


⑥ 信頼性に難がある３号機が事故を起こせば猛毒のプルトニウムを含む放射性物質で四国が汚染される

恐らく住民は恐怖心を抱いていません。
確かに原発反対運動は一時期盛んでしたが、一般住民は理解の範囲外。
そもそも「プルサーマル燃料使用」ということが何なのかさえ分からないはず。
県も四電も随時情報公開をしていませんから。

⑦ 普段から事故が多く、天災がなくても事故の不安がある

近くに空港があるわけで、あまり立地良くありません。
もし、福島と同じこととなれば、四国、九州、中国地方、近畿に甚大な被害が出るでしょう

ほんとに菅さんは中途半端だ。でも全部やめると言ったら、責める人おおいでしょうね。こわがりなんだね、菅さん。でも自民党が政権とってたら浜岡一時停止にしたかしら、ま、ともかく、孫さんだって脱原発でしょ。皆の力で原発なくさないとね。節電もがんばる。クーラーは今までもあんまりつけなかった。今年も頑張る。
また、公共施設でも電気の無駄な使い方してたら、一言言うようにしている。節電して浜岡原発無くさなくちゃって。もう少ししたら節電して原発無くさなくちゃって言う。

伊方原発が事故を起こし放射性物質が海に流れ込んだ場合、閉鎖性海域の瀬戸内海が放射能汚染されることになり、事態は極めて深刻な状況になります。
そのことに対して多くの人が指摘しているように伊方原発の危険性は放置されたままで、一体この国の政府は事態の深刻性を理解しているのでしょうか。
愛媛に住む私としては、豊かな海、瀬戸内海が死の海へと変わらないことを祈るばかりです。

これ以上節電するのは無理です。
でも原発も怖い。
どうーすりゃいいんじゃい！