映画「10万年後の安全」2011/04/09 12:11

映画「10万年後の安全」
 映画をひとつ紹介します。この秋公開予定だったのに、今回の事故を受けて緊急に劇場公開が決まったそうです。タイトルは「10万年後の安全」、原発を運転すれば必ず最後に残る高レベル放射性廃棄物、これが生物とってに「安全」なものに変わるのには「10万年」かかるということです。フィンランドは世界で初めて高レベル廃棄物の最終処分場建設を決定しました。この映画は、そこから何が見えてくるのか私たちに問いかけるドキュメンタリー映画です。
 フィンランドはチェルノブイリ事故の後一度は脱原発にカジを切ったのですが、2002年再び原発に回帰する政策転換をしています。今回の福島事故はヨーロッパ諸国にも衝撃を与えています。今後、それぞれの国民がどういう道を選択して行くのか注目しています。しかし、日本がこれからどんな道を選択するのか。それが何よりも重大な問題です。いかんせん国民の間に自らが「選択」するという意識が低い、それが日本なのでしょうか。
 
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予告編